「ソナーレ祖師ヶ谷大蔵」ライフマネージャー座談会・前編(社員インタビューVol.2)

更新日:2018年09月06日

ライフマネージャー鼎談

(左から)海老原さん、小堀さん、山田さん

2018年11月にオープンする「ソナーレ石神井」の特別インタビュー第2弾。ソニー・ライフケアグループ新設第一号の介護付有料老人ホーム「ソナーレ祖師ヶ谷大蔵」の初代から3代目までの「ライフマネージャー」が一堂に会しました。

他の事業者にはない独自の職種である「ライフマネージャー」や、企業理念である「Life Focus」とは一体どういったものなのでしょうか。ご入居者の方と歩んできた2年半を振り返りながら見えてきたものを、現場目線で語ります。

上記インタビューは2018年8月21日に行われたものです。内容は取材当時のものです。

日々のケアだけに追われないよう「人生」「生活」を考える新たな職種

初代ライフマネージャーの山田さんにお伺いします。ライフマネージャーとは、具体的に何をするのでしょうか。また、初めてこの職種についた際、気をつけたことは何でしょうか。

山田

私たちライフケアデザインが新設の老人ホームを作るに、他の会社さんとは違う何かを模索していました。通常、介護事業者は、どこかに「ケア」の2文字を入れたがる傾向があります。ご入居者の方のケアプランを作成するのが、ケアマネージャー(介護支援専門員)なので、どうしても「ケア(Care)」が中心になりやすいのです。

しかし、日々のケアに集中してしまうと、ご入居者の方の生活や人生といった「ライフ(Life)」になかなかフォーカスが当たりにくくなります。ご入居者を要介護者として見るのではなく、お一人の歴史ある「人」として接していくために、より生活をサポートするにはどうしたらいいのか考えました。ひとつのヒントになったのは、オーストラリアの「ダイバージョナルセラピー」という考え方です。ご入居者の意欲を刺激するレクリエーションを実践し、人生の楽しみを中心に据え、ケアに取り組みます。

最終的に、ご入居者の人生の楽しみを実践するための「ライフプラン」を描くには新たな職種が必要だろうということになりました。それが、ライフマネージャーです。

私が中心となって企画した職種でしたけれども、まさか自分が現場で担当するとは思っていませんでした(笑)。私は介護経験がありませんが、今は介護業界から来た二代目、三代目がいます。ライフマネージャーとしての基本理念は共通しているものの、考え方も三者三様で面白いですよ。

初代ライフマネージャーの山田さん

山田悟

「ソナーレ祖師ヶ谷大蔵」初代ライフマネージャー。現在はライフケアデザイン本社に戻り、祖師ヶ谷大蔵以外のホームの企画などを手がける。約20年のソニー系金融会社勤務を経て、「ソナーレ祖師ヶ谷大蔵」オープンの3年前から介護事業に参画。介護業務の経験はない。他業種からの転職組として感じたのは、介護業界はペーパーレス化が進みづらいところ。「ソナーレ」では、介護記録の管理をPCおよびiPadで行う。

生きがいを生活の中心に据えると、心身の問題も解決していく

それでは山田さんからバトンを受けられた二代目の小堀さん、三代目の海老原さんに伺います。実際に入居者の方のライフプランを作成し、実践するなかで、特徴的な取り組みがありましたら、教えてください。

海老原

最近の事例では、奥さまの介護が必要になり、ご夫婦で入居された90代の旦那さまで、こどもの頃に教会の日曜学校でオルガンを弾いていた方がいらっしゃいました。「ソナーレ祖師ヶ谷大蔵」はグランドピアノがある珍しいホームなので、「ちょっと弾いて見ませんか?」とお誘いしたところ、「若い頃に弾いたきりだからダメだよ」と言いながらも、とても楽しそうに賛美歌を弾かれていて、その演奏も胸に迫るものがあったんですね。

これはぜひライフプランに作って差し上げたいと感じました。ピアノの演奏を定期的に行うことで身体機能の維持・向上が期待できることに加え、ホームでの「役割」があることで生活に張り合いがでると考えました。

そこでご自身のお誕生会で披露することになり、それはそれは毎日熱心に練習をされていました。いざ本番になってみると、大変な緊張される方で(笑)。3曲披露を何とか1曲にして頑張っていただいたところ、拍手が鳴り止まないことに御本人も大変喜ばれまして、今ではお誕生会でのピアノ演奏を担当していただき、誕生月の方へのプレゼントとして、毎月演奏を披露していただいています。

ライフプランの流れ

小堀

私が担当している方の事例では、「ソナーレ祖師ヶ谷大蔵」が出来てすぐ入居された102歳の女性の方をご紹介します。その方は100歳ぐらいまで、自立してご自宅で生活をされていたのですが、旦那さまのご逝去をきっかけに入居されました。

もともとご自宅で花のお手入れをすることが好きで、100歳ぐらいまでお花に囲まれて自活した、プライドもおありの方です。「ソナーレ祖師ヶ谷大蔵」に入られた後、自宅と同じようにはいかない老人ホームでの生活に悩まれていました。

さらに、それまでお元気だったのに、膝を痛めて一時的に車椅子生活になってしまった。「ソナーレ」で過ごすにあたって、精神的な不安感を減らしていただくために、ライフマネージャーとして何ができるだろうか。ケアスタッフ、ケアマネージャー、ナースと話し合ったところ、屋上園芸をレクリエーションにする案が出てきました。そこで、その102歳の方を主要メンバーとした園芸クラブのレクリエーションが始まり、花のお世話を定期的にしたり、同じ趣味を持つ仲間同士で話し合ったりすることで、「ソナーレ」での生活の不安感も徐々に減っていきました。

ありがたかったのが、私が園芸療法を屋上でやりたいと会社にプレゼンしたところ、何もなかった屋上に花壇を作れたことですね。きちんと計画を立てて、自分の考えや思いを会社の多くの人に伝えていけば、さまざまなアイデアを実現しやすい環境なのが嬉しいです。

2代目ライフマネージャーの小堀さん

小堀泰裕

「ソナーレ祖師ヶ谷大蔵」2代目ライフマネージャーで現職。作業療法士。栃木の医療大学卒業後、回復期のリハビリ専門病院に3年間務める。より地域や生活の場に根ざした現場を求めて、訪問リハビリを2年経験。さらにご利用者の能力をイキイキと伸ばすため、有料老人ホームに約3年勤務。作業療法士の枠にとらわれない仕事のあり方を探っていたところに、ライフケアデザインから声がかかり、「ソナーレ祖師ヶ谷大蔵」の立ち上げから参加する。


山田

仕事をする上で、自分から発信してやりたいことを言える環境も大事なのですが、それが実現できる環境であることも重要です。そこが働く人のやりがいになるので、大切ですよね。

今までの社会性やご近所付き合いが継続するホームでの暮らし

小堀さんがご担当されている102歳の女性は、屋上の園芸療法をすることで、ホーム生活の不安感も軽くなられたのですね。祖師ヶ谷大蔵は商店街が賑やかですが、近くのお花屋さんに買い物に出ることはありますか?

小堀

はい、お散歩でお花屋さんに行くことがあります。102歳の方は、お店でお花を目にすると、時間を忘れてずっとご覧になっていたいんですね。園芸レクリエーションをきっかけに生活の意欲が湧いたことで、痛かった膝の状態も良くなりまして、今では杖をついてスタスタと街を歩かれています。さらにご自分のやりたいことがはっきりしているので、週1回30分の散歩では足りないものですから、2週まとめて1時間の散歩にしています。

ああでもない、こうでもないとお花を見ながら商店街を歩き、仲の良いケアスタッフとカフェに入って話してもらう。ウルトラマン商店街のある祖師ヶ谷大蔵はウインドーショッピングをするだけでも楽しいですし、少し足を伸ばせばお洒落な成城の街にも行けます。ホームの中で完結させるよりも、地域性を活かしたお散歩をできるのがいいですね。

山田

祖師ヶ谷大蔵は、街が気取っていないんですよ。商店街も賑やかで下町っぽくって。成城学園が近いので学生さんも多い。近所をブラブラしているだけでも楽しい街だと思いますね。

祖師ヶ谷大蔵や成城は、ずっとこの地域に住まわれている方が多いんです。その方々が「ソナーレ」に入居されて、地元を感じられなくなったら辛いだろうなと。なので、初代のライフマネージャーとして力を入れていたのは、地域の方との接点を常に持つことでした。

「ソナーレ」で何かイベントをやる時は、地元の方に来ていただく。昔のご近所さんが今では「ソナーレ」に住んでいたりするので、外から来た方が「●●さん、元気?」とご入居者に声をかけるやりとりがあちこちで聞かれます。

海老原

「●●さん、元気?」というやりとりは多いですね。「知り合いが『ソナーレ』に越してしまってどうかしらと思ったけど、顔色や肌ツヤがよくなったみたいで良かった」と言ってくださるご近所の方もいらっしゃいます。そのような話を聞くと、生活相談員として、すごく嬉しくなりますね。その方も「ソナーレ」の昔なじみの方に会うと、ニコニコされていますし。

小堀

実際に地元で入居される方は多いですね。

山田

成城、祖師ヶ谷大蔵、千歳船橋に住んでいらした方が多いです。なので、「ソナーレ祖師ヶ谷大蔵」がご近所から隔離されたようなイメージですと、入居されている方のそれまでの社会性が失われてしまいます。今まで培われた社会性や生活を大事にする。そこはライフマネージャーとして本当に力を入れたところですね。

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