特別インタビュー

(写真左)ライフマネージャーの山田さん (写真右)ケアマネージャーの堀部さん

2016年4月に開設予定の「ソナーレ祖師ヶ谷大蔵」特別インタビュー第1弾。今回はソナーレ独自の役職となる「ライフマネージャー」の山田さんと、介護サービスを受ける入居者のかたと介護職員の架け橋になる「ケアマネージャー」(介護支援専門員)の堀部さんが登場。
とはいえ、介護サービスでは当たり前に出てくる言葉でも、なじみがないものが少なくありません。 「ライフマネージャーってなに?」「ケアマネージャーとは?」「ライフケアプランとは?」などを訊きました。

上記インタビューは2015年11月18日に行われたものです。内容は取材当時のものです。

介護サービスには「ケアマネージャー」という役職がよくでてきます。そもそも「ケアマネージャー」とはどういった仕事なのでしょう?

堀部

一般的には、介護保険制度の中で介護を必要としている方で、要介護認定*を受けた方のケアプランを立てる役割を担っています。 また、要介護認定を受けるために、みなさん自治体に相談に行かれると思いますが、ケアマネージャーは自治体から委託されてご自宅などを訪問、その方がどういう状態か心身の状況や生活環境などを調査(認定調査)し、介護認定審査会に要介護度を判定してもらうという役割を担うこともあります。
私のように有料老人ホームで働く場合は、他職員からの情報も収集・整理し、多くの職員の意見をまとめながらケアプランを作成していくこととなります。そして、ご本人やご家族とコミュニケーションをとりながら、ホームでの生活の目標や具体的な支援計画をもとに提供する介護サービスをまとめたケアプランを完成させ、実施していきます。

要介護認定とは、介護サービスをどれくらい必要か判断するための認定制度。大きく要支援と要介護に分かれ、それぞれがさらに複数の段階に分かれている。

要支援と要介護
要支援 要支援とは、現在は介護の必要がないものの、将来要介護状態になる恐れがあり、家事や日常生活に支援が必要な状態
要介護 入浴、排せつ、食事等の日常生活について介護が必要な状態

堀部さんはケアマネージャーになって何年経つのでしょうか?

堀部

介護現場での経験は約24年ですが、ケアマネージャーとしては今年で6年を迎えます。私は現場が大好きで、ケアマネージャーとなるまでは介護職員としてケアプランを忠実に実行する側でした。しかし、ケアプランと現場で直面する課題とのギャップを感じたときには、ケアマネージャーと熱い議論を交わしていました。

ケアマネージャーの堀部さん

現場のスタッフである介護福祉士*として経験を積んでくると、リーダーとして教育指導を行う立場となり、現場の経験だけではなく知識も必要となります。また、ケアプランと現場とのギャップをなくすためにも、ケアマネージャーとしての知識や経験が必要と感じ、資格を取り、この職につきました。

介護福祉士は、身体介護や生活援助などの社会福祉業務に携わるための国家資格

一般的な有料老人ホームのスタッフ体制はどのようなものですか?

堀部

大きく分けると、管理者、事務職員、介護サービスを提供する職員となります。管理者にはホーム長や施設長、事務職員には事務責任者と受付業務や請求業務を含めた事務職員、そしてケアマネージャーと入居に関しての相談や契約、入居者の方の相談窓口として生活相談員がいます。介護職員には、ケアマネージャーと介護職員、医務に従事する看護職員がいます。それぞれに主任、リーダーといった現場の組織運営に携わる人がおり、理学療法士や作業療法士、栄養士などを配置している施設もあります。その他、環境整備として清掃に関わる人やレクリエーション専門のスタッフが配置されている施設もあります。
これらが一般的なスタッフ体制ですが、今回、ソナーレ祖師ヶ谷大蔵では、従来の組織にはない独自の役職として「ライフマネージャー」を設けます。

山田

一般のホームでもケアマネージャーは配置されていますが、ソナーレ祖師ヶ谷大蔵では、生活視点に特化するライフマネージャーと、介護視点のケアマネージャーと並列して存在します。ライフマネージャーもホームに常駐し、ケアマネージャーと連携しながらご入居者の生きがい、ご自身らしさの実現に向けて考え、行動をしていきます。このように、ケアマネージャーと同様に重要な役割を担うという点が大きな特長ではないかと思います。

一般的な有料老人ホームのスタッフ体制はどのようなものですか?

山田

当社の事業コンセプトの「Life Focus」 は、ご自身らしさの追求という考えを根本に持っています。ご自身らしさの追求とは、自分で決め、選択をし、ご自身らしい生活を実現することを意味します。ご入居者の「ご自身らしい生活の実現」。その支援をさせていただくのが「ライフマネージャー」です。

なぜ、「ライフマネージャー」という役割を設けたのでしょうか?

山田

介護事業に参入する際、既存の介護サービスについて情報収集を行いました。そこで気づいたのが、一般的なケアプランは、どうしてもケア・看護が中心になっていることです。
健康であることが日々の生活の前提になるので、身体状況のケアや看護が重要であることは間違いないのですが、ご入居者様の方の生活がもっと充実する方法はないだろうか、と繰り返し考えました。
たどり着いたのが、ご入居者様の楽しみやご希望を実現するというものです。もしかしたら、身体が動きづらくなったために、諦めざるを得なかったことがあるのではないか、と。

ライフマネージャーの山田さん

ご入居者様のこれまでの生活や人生についてしっかりとお聴きして、ケアプランに盛り込んだら、「Life Focus」が目指す「ご自身らしい生活」を支援できるのではないかと考えたのです。

「ご自身らしさの実現」とは、具体的にはどのようなことを実施していきますか?

山田

まずは、ご入居者のお人柄、個性を理解することが大事です。
家族構成やどんな所に住まわれ、過去にどのようなことをしてこられたのか?趣味、好きなもの・嫌いなものなど、ご本人とご家族からお聞きし、ご入居者の「人となり」を理解していきます。
そして、ホーム内のさまざまな職種と連携しながら理解を深め、ご本人のやりたいこと、ご希望を叶えられるような計画(ライフプラン)を立て、その実現を目指したケアプランや看護計画、機能訓練計画などを作成し、具体的なアクションプランに基づいて行動していきます。当社では、これら全体を「ライフケアプラン」と呼んでいます。

「ライフケアプランの実現」について詳しく話を聞かせてください。

山田

例えば、78歳の要介護度2のAさんがいたとします。
まず、ライフアセスメントを実施します。これは、ご入居者様の今までの生活背景や経緯を知り、希望や要望を理解する一連のプロセスを指します。介護や看護の視点とは違い、より生活面に特化した内容になります。

ライフアセスメント

幼少の頃から絵を描くのが好きで、中学校で美術の教師をしていました。定年退職まで勤め、その後も5年前までは近所の子どもたちを中心に絵画教室をしていました。ただ、年齢も重ね、身体も不自由になっていき、家族から無理をしないように言われ絵画教室をやめました。ご本人とライフマネージャーとで話し合いを重ねると「もう一度子どもたちに絵を教えたい」という希望がでてきました。

ライフプランの提案

その希望を踏まえ家族の方と話し合うと、現状でも時々一人で絵は描いているものの、教えていた時のように生き生きとはしていないとのことでした。その状況を踏まえ、ライフマネージャーからライフプランとして「もう一度、絵の先生になってもらい絵画教室を開こう」と提案します。
その後、ご本人やご家族と話し合いを開き、それが具体的に可能かどうか検討していきます。その話し合いのもと最終的に「6ヶ月後にレクリエーションで絵画教室を実施、1年後には近隣の小学生向けに絵画教室を開くことができないか」という目標を立てます。

ケアプランや機能訓練計画などの作成

その希望の実現のためには、どのようなケアが必要なのか?を検討します。例えば、歩行訓練で体力をつけることが必要な場合、どのようなスケジュールで訓練していくのかをケアマネージャーや作業療法士を交え、医師とも連携しながら、決定します。また、入居したばかりの方の場合、コミュニケーション訓練が必要だとしたら、ほかのご入居者との会話を織り込むなど、具体的なアクションプランを立てます。

実施・モニタリング

各プランが実施されているか、プラン修正は必要か、短期目標は達成できているのか、中長期的に見てライフプランの実現は可能かなどを定期的に随時、モニタリングしていきます。

ライフプランの実現

6ヶ月後に隔週で入居者向けのレクリエーションとして絵画教室を開催、1年後には近隣の小学生を招いて絵画教室を開きます。目標が実現していけば、施設内だけでなく、地域との関わり、社会性も向上することができます。

ライフケアプラン PDCAサイクル

これらがライフケアプランの実現例です。これらが示すとおり、ご入居者様の生活面全般に関わり、ライフプランを実現していくのがライフマネージャーの役割です。

その名の通り、ご入居者の人生に関わるような仕事ですね。その他にもライフマネージャーの役割はありますか?

山田

ソナーレ祖師ヶ谷大蔵では、スリープマネージメントの推進やレクリエーション・イベントの企画・実施もライフマネージャーの重要な役割です。

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