皆さま、こんにちは。
いつもソナーレ・アテリア久我山のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
ライフマネージャーのTです。

今回は、K様の日々の様子を少しご紹介いたします。

K様はご入居前、長く幼稚園の園長としてご活躍されていました。
園庭の草花に毎朝水をやることは、長年欠かさず続けてこられた大切な習慣だったそうです。

その様子は、ホームにお越しになってからも変わりません。
朝の陽ざしが差し込むテラスで、K様は菜園やプランターに丁寧に水を注ぎ、葉の一枚一枚にそっと目を向けていらっしゃいます。
毎日続けてこられた習慣が、ここでも自然に息づいている姿は穏やかで、私たちも心が温かくなります。

水やりを終えた後、スタッフがお抹茶をお出ししたところ、K様は
「昔、習っていてね。最近はやっていなかったから、できるかしら？」
とお話になり、なんとお返しにお抹茶を点ててくださいました。

手の動きを確かめながら、ゆっくりと昔の感覚をたどるように点てていらっしゃる姿はとても印象的で、その場の空気がふんわりと和らぐひとときとなりました。

私たちは、ご入居前に大切にされていた習慣や楽しみを、ホームでも無理なく続けていただけるよう環境づくりを行っています。
これからも、日々の習慣を変わらずにつむいでいけるよう支えながら、K様の暮らしがさらに豊かなものとなるよう努めてまいります。