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ソナーレ・アテリア久我山の
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ご家族とともに、思い出の時間を 〜光に包まれた、ある夜の物語〜 Part1

皆さま、こんにちは。
作業療法士のOです。

今回は、“Life Focus”をかたちにする取り組みをとおして、最愛のご家族と非日常のひとときを過ごす中で、ご入居者の意欲や表情に変化が生まれた事例を、これから3回にわたってご紹介いたします。

本企画の中心となったのは、PA(パーソナルアシスタント:ご入居者個別担当)であるTケアスタッフ。
「I様が心から楽しめる時間をつくりたい」
「ご家族と過ごす中で、自然な笑顔や言葉を引き出したい」
そんな想いを、ご家族のご協力を得ながら実現させました。

I様は、日頃よりホーム内のアクティビティに積極的に参加されています。
歌や身体を動かす活動を好まれる一方で、聴力への配慮が必要な場面や、刺激の少ない活動では集中が続きにくいご様子も見られ、以前に比べると会話の機会が少なくなっていました。

そこでPAは、I様にとって非日常の刺激があり、ご家族と共有できる体験として、 ちょうど夜のイルミネーションが話題を呼んでいる「よみうりランド」への外出を企画しました。
ここでなければ観ることのできない美しい光景が、五感をとおしたよい刺激になると考えたからです。

当日は、電車を利用しての移動です。
駅では駅員の方にもご配慮いただき、安心して乗車することができました。

この日ご一緒してくださるご家族とは、現地最寄り駅で待ち合わせです。
「今日はどこへ行くのですか?」
出発時、I様は少し緊張されているご様子でしたが、車窓の景色を眺めながら、落ち着いた表情で過ごされていました。

京王よみうりランド駅からはゴンドラで園内へ向かいます。
安全に十分配慮し、スタッフが歩行をサポートしながら無事に乗車。
日頃のリハビリの積み重ねが、こうした場面で生かされていることを実感する瞬間でした。

ゴンドラから見下ろす園内の景色に、
「高いけれど、大丈夫ですよ」
と、穏やかな表情で応えてくださったI様。
ゴンドラからはよみうりランドの全貌が見えてきました。
高さもありましたが、「怖くないよ」と余裕です。

空は少しずつ夕暮れへと移ろい、園内には光が灯り始めます。
いよいよ、特別な時間の始まりです。

Part2へ続く