皆さま、こんにちは！ 作業療法士（OT）のOです。
朝晩の冷え込みが厳しくなってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか？
今回はOT主催で行ったリハビリゲーム「足綱引き」の様子をご紹介いたします。

このゲームは、１対１で足元のタオルを引っ張り合い、40秒間でどちらが自分の方へ多く引き寄せられるかを競うものです。
見た目はシンプルですが、実は、思った以上に“踏ん張る力”が必要になります。

足をしっかり床につけて引き寄せたり、身体を前に倒して床を押す動作は、 立ち上がりや歩行に欠かせない重要な動きです。
ゲームに取り組むうちに、自然と下肢の筋力強化につながる点がこのゲームの狙いです。

「よーいドン！」
の掛け声とともに緊張が走り、フロアには「頑張れ～！」「それ！ひっぱれぇ～！」という声援が響きます。

体重をかけてタオルを抑え込み、互いに一歩も譲りません。

後半、体力が尽きて足が離れた瞬間に逆転される場面もあり、
「結構疲れるね」
「あぁ！負けちゃった」
と、笑い声と悔しさが入り混じった会話が飛び交いました。

対抗戦になると普段は静かな方が真剣な表情を見せてくださる場面もあり、スタッフ一同も思わず応援に熱が入ってしまい、会場は大変な盛り上がりとなりました。

これからも、楽しみながら効果を実感できるアクティビティを企画し、皆さまの笑顔と活力につながる取り組みを続けてまいります。