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ソナーレ駒沢公園の
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思い出の地、熱海で迎える誕生日[前編] ~思い出の扉が開くとき~

皆さま、こんにちは!
ライフマネージャーのNです。

寒さが深まり、冬の気配が一層濃くなるこのごろ。お変わりなくお過ごしでしょうか。
今回は、「幼少期によく訪れた熱海を、誕生日の記念に再び訪れたい」というM様の願いを実現した“Life Focus”の取り組みをご紹介いたします。


■  思い出の地へもう一度

夏休みになると、ご家族と熱海で過ごす時間が何よりの楽しみだったというM様。
「誕生日の記念に、もう一度行ってみたい」とのご希望を受け、PA(パーソナルアシスタント:ご入居者個別担当)を中心に、ホーム内の多職種が連携し、準備を進めました。
今回は、せっかくなのでゆっくり楽しみたいとのご本人のご要望にお応えして一泊二日の旅行として計画しました。


■ 旅のしおりを携えて

迎えた当日。
PA手作りの旅のしおりを片手に、意気揚々とホームを出発されるM様。
駅のホームで新幹線を待つ間、PAと旅程を確認しながら会話を弾ませる表情は、とても輝いて見えました。

■ 新幹線に揺られて

この日のために、作業療法士とともに日々の体力づくりに励んでこられたM様。
車両への乗り降りもスムーズにこなされ、車窓を流れる景色を眺めながら穏やかな時間を過ごされました。
まるで“始まりの幕”がゆっくりとあがっていくような、静かな高揚がありました。

■ 潮風に迎えられて 

無事に熱海に到着。
駅に降り立った瞬間、ふわりと潮の香りが鼻先をかすめました。
その瞬間、M様の表情がふとやわらぎ、
「そう、この感じ。懐かしいわ…」
こぼれたひと言に、思い出の扉がゆっくりと開いていくのを感じました。

■ 海の幸とともに迎えた誕生日の夕べ

宿泊先の旅館では、広々とした客室でくつろがれ、ご夕食は大好きな海の幸を堪能されました。
新鮮なお刺身に「やっぱり身の締りが違う!甘いわね」と舌鼓を打たれていました。

夕食後にお誕生日のお祝いをしました。
PAが心を込めて用意した花束と手製のバースデーカードをお渡しすると、目元を少し潤ませたM様。
「来てよかった」とのお言葉に、PAも思わず胸を熱くしました。

次回は、2日目の熱海散策の様子をお届けいたします。
どうぞお楽しみに!