こんにちは。ライフマネージャーのKです。
５月に入り、木々の緑が目に眩しい季節となりました。

今回ご紹介させていただく“Life Focus”の取り組みは、PA（ご入居者個別担当スタッフ）と、お気に入りのお寿司屋さんを訪ね、大好きな握り寿司をご堪能いただいたケースです。
きっかけは、あるご入居者との日ごろの関わりの中で「お寿司を食べに行きたい」とのご要望をいただいたことにありました。
ホームの特別食でのお刺身を召し上がった際に、よく通っていらしたお寿司屋さんのことを、懐かしく思い出されたそうです。
「あそこのネタは大きくて甘味もあって、舌の上でとろけるよう。あっという間にいただいてしまうのよ…」
と、目を細めながら教えてくださいました。

このお言葉を耳にしたPAは、「これは、ぜひご案内しなくては！」と思い立ち、早速、ご家族にご相談。
ホーム内では、ケア・ナーススタッフ、作業療法士などの多職種と連携を取り、実行に向けてプランを練り始めました。

そして迎えた当日。
目的のお店に到着すると、すでに開店前から大行列！
人気のほどがうかがえ、思わずご入居者と目を見合わせました。

ご注文は、茶わん蒸し、握り寿司、お吸い物のセットをチョイス。
ネタの上にはなんと金箔やキャビアが施され、豪華絢爛！
ご本人がおっしゃっていたように、とろけそうな中トロに大きい生エビなどが、ステキなお皿に美しく盛り付けられて登場しました！
「やっぱりここのは絶品！来てよかったわ。食べに連れてきてくれてありがとう」
と、満面の笑みを浮かべながら、PAに何度もお礼の言葉をくださいました。

帰路の車中では、たくさん召し上がって満腹になったせいか、すっかり夢の中。
幸せそうな寝顔が、とても印象的でした。

当ホームではこれからも、お一人おひとりの想いに寄り添った“Life Focus”の実現に取り組み、ご入居者の生活が充実したものとなるよう努めてまいります。