2025/06/23
夏越の祓(なごしのはらえ) ~6月の特別食~
皆さま、こんにちは。
いつもソナーレ祖師ヶ谷大蔵のブログをご覧いただきありがとうございます。
ライフマネージャーのKです。
当ホームでは、定期的に季節に合わせた華やかな特別食をご提供しています。
今回は6月の『水無月清流膳』をご紹介いたします。

水無月は、旧暦の6月をさす和風月名です。
名前の由来には諸説ありますが、「田んぼに水を張る時季」という意味から“水の月”とする説が有力とされています。
とはいえ、近年の猛暑を思えば、「暑さで水が枯れて無くなる」と感じられるのも、あながち間違いではないのかもしれません。
そんな暑さ本番を前に、少しでも皆さまに元気をつけていただきたいと、当ホームの料理長が心を込めてお届けした初夏の献立『水無月清流膳』。
当日を心待ちにされていた皆さまは、お膳に並んだごちそうの数々に思わず笑顔を浮かべ、いつも以上にお箸が進むご様子でした。
そして、水菓子としてご用意したのは『水無月』(上の写真)。
関西地方において、とても有名な和菓子です。
京都では、ちょうど1年の折り返しにあたる6月30日に、この半年の罪や穢れをはらい、残り半年の無病息災を祈願する神事、『夏越の祓(なごしのはらえ)』が行われます。
そこで用いられるのがこの『水無月』で、三角形の形は暑気を払う氷のかけらを表し、小豆は邪気払いや悪魔祓いという意味で乗せられています。
無病息災と夏バテ防止を願って添えられたこの和菓子に
「上品な味わいね。たくさん食べたのに美味しくいただけたわ」
「縁起がよいお菓子ね。お気遣い嬉しいです」
と、皆さまは大変お喜びくださいました。
これからも季節感あふれるお料理をお届けし、『食』を通じて皆さまと多くの幸せや喜びを分かち合えたらと思っております。
次回もお楽しみに!