2026/01/13
写経に向き合う、静かなひととき
皆さま、こんにちは。
ライフマネージャーのYです。
今回は、あるご入居者がホームで大切に続けていらっしゃる日課活動をご紹介いたします。
もともと書道の先生をされていたK様。
現在も日課として、1日30分から60分ほどの時間をかけ、写経に取り組まれています。
写経とは、仏教の経典を一文字一文字、心を込めて書き写す行為のことです。
古くから修行や供養の一環で行われてましたが、近年では、心を落ち着かせ、集中力を高めようと、趣味や習い事として始める方も増えてきています。
文字を書く動作に意識を向けることで、気持ちが整い、穏やかな時間を過ごせることが、写経の魅力のひとつとなっているようです。
K様は、取り組み始めこそお手本に倣いながら、一文字ずつゆっくりと書かれていましたが、次第に表情が引き締まり、写経の世界に没頭していかれました。
さすがは長年、書に親しまれてきた方。
決して急がず、それでも最後まで集中を切らすことなく、60分かけて一枚を書き上げられました。その文字は、一画一画に力があり、とても美しい仕上がりでした。
その様子をご覧になっていたほかのご入居者からは、
「わぁ、細かい!よく書けるわね」
「とてもきれいな字ですね」
「集中力がすごいですね」
といった声が聞かれ、K様の熱心な姿に自然と関心が集まっていました。
ご自身が好きなこと、真に熱中できることを、日課として続けていただけていることを、私たちも嬉しく感じています。
これからも、ご入居者お一人ひとりが、これまで大切にしてこられたことや、日常の中で心地よいと感じる時間を、ホームで無理なく続けていただけるよう取り組んでまいります。
そしてそうした日課が、その方らしい毎日へとつながっていくよう、引き続き丁寧にサポートしてまいります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。