2025/06/03
"Daily Life at Sonare‟ ~心の具現化「アートセラピー」の世界~ vol.2
皆さま、こんにちは。
当ホームでは、毎日多彩なアクティビティを実施しておりますが、なかでも高い人気を誇るのが作業療法士監修(OT)が監修する『アートセラピー』。
その効能はこちら!(過去ブログ:アートセラピー ~たくさんの向日葵が咲きました~)
今回ご紹介するのは、モネの代表作『睡蓮』の制作工程。
OTのSスタッフのこだわりでもある、塗っては乾かすことを繰り返す「重ね塗り」技法を用いることで、立体感や深みのある作品に仕上がります。
モネの睡蓮は、水面に映った空の表現が特徴的なのですが、皆さまはそれをどう再現するかについて、とても真剣に悩まれていました。


「もうちょっと濃くした方がいいかしら」
「こんなに薄い色で大丈夫なの?絵画って難しいのね…」
と、完成イメージと見比べながら、ご自身の作品を造り上げていきます。


約半年間かけてじっくりと、丁寧に気持ちを込めて完成させた作品がこちら!
どれも個性あふれる大作ばかりです。


いかがでしたか?
OT監修の本格アートセラピーは、単なるアクティビティにとどまりません。
手を動かしながらご自身の気持ちを筆に託す。
言葉にならない想いを色や形で表現する。
そうした、静かに内面と対話する時間がご入居者の感情や記憶を優しくほぐし、心と身体の回復につながっていきます。
仕上がった作品は“その方”そのものであり、私たちにとっても大切な宝物となります。
次なる課題は、葛飾北斎の『富獄三十六景』のひとつ、「神奈川沖浪裏」を制作する予定です!
その様子は、また本ブログにてご紹介できたらと思っております。
どうぞお楽しみに!
