2025/08/27
作業療法士主催の『マクラメ教室』
皆さま、こんにちは。
作業療法士(OT)のSです。
今回は、私が主催する8月から始めた新しいアクティビティ『マクラメ教室』の様子をご紹介いたします。
マクラメとは、紐を結びながら模様をつくり出す手工芸です。
編み方は無数にあり、同じ材料を使ってもそれぞれ違った表情の作品が生まれるのが魅力です。
実はマクラメには、楽しさだけでなく身体にもうれしい効果があります。
・指先を細かく動かすことで「巧緻機能(こうちきのう)」と呼ばれる指の器用さを保つ練習になること
・紐を引く動作で腕の筋力を使うこと
・模様の組み合わせを考えることで脳の広い範囲が刺激され、認知症予防につながること
OTならではの視点で、心と身体の両面に働きかけるアクティビティになっています。

今回は、基礎の編み方『平編み』でキーホルダーを作りました。
「どうやって編むの?」
「ややこしくて分からなくなっちゃった」
「分かったら、すぐできたわ!」
と、ご入居者同士で声を掛け合いながら、真剣に、そして楽しそうに取り組まれていました。


完成した作品を手に、
「バッグにつけたらかわいいわね」
「楽しかったから、次回も参加したい」
と笑顔でお話しくださり、作品を愛おしそうに眺めていらっしゃる姿が印象的でした。

マクラメづくりは、作品としての楽しさに加えて、リハビリにもつながる“生活の中でできる訓練”です。
これからもOTならではのアクティビティをとおして、ご入居者の心身の健康をサポートしてまいりたいと思っています。
次回もどうぞお楽しみに!