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ソナーレ・アテリア大泉学園の
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コラム

2026/03/16

作業療法士の専門性と、私の得意分野について

皆さま、こんにちは。
作業療法士(OT)のIです。

今回は少し趣向を変えて、作業療法士の仕事と、私の得意分野についてご紹介したいと思います。

ご入居者やご家族とお話ししていると、
「作業療法士は、どんなことが専門なのですか?」
といったご質問をいただくことが少なくありません。

そこで本ブログでは、作業療法士の役割と、私が日頃どのような視点でご入居者の生活に関わっているのかをお伝えいたします。


◆ 作業療法士の専門は「生活」

リハビリの専門職にはいくつかの職種があり、理学療法士(PT)は歩行や身体機能、言語聴覚士(ST)は言葉や飲み込みなど、それぞれ得意とする分野に分かれています。
その中で作業療法士は、「生活」を中心に考える専門職です。
日々の暮らしの中で、どのようにすれば安全に、そしてその方らしく過ごすことができるのか。
身体の状態だけでなく、環境や道具も含めて考えていくことが私たちの役割です。


◆ 生活の中で「できること」を増やす視点

私はこれまで、ご高齢の方が自宅や生活の場で過ごされる「生活期」と呼ばれる時期の支援に多く関わってきました。
その経験の中で感じてきたのは、「運動して身体機能を高めること」だけが解決策ではないということです。

たとえば、
・ その方に合った福祉用具を使う
・ 手すりを設置する
・ 家具の配置を少し変える
こうした環境の工夫によって、今のお身体の状態でもできることが増え、安心して生活できるようになることがあります。

◆ ホームで行っている居室環境の整備

当ホームでも、作業療法士の役割のひとつとして居室環境の整備を行っています。
ご入居者お一人ひとりの身体状況や生活習慣、好みなどを踏まえながら、手すりやつっぱり棒の設置・調整などを行い、安心して居室でお過ごしいただける環境づくりを心がけています。


◆ 私の得意分野「車椅子の選定と調整」

私自身の得意分野は「車椅子の選定と調整」です。
車椅子は一見同じように見えても、座り方や姿勢、お身体の状態によって適した形が大きく変わります。

以前、入院後に寝たきりの状態でホームに戻られたご入居者がいらっしゃいました。
この状況に対し、その方のお身体の状態に合わせて車椅子を段階的に調整していくことで、少しずつ座る時間が増え、現在では一般的な車椅子に乗車しご自分でお食事を召し上がられるまでになりました。


◆ 環境を整えることで広がる生活

このように、環境や道具を整えることで、生活の可能性が広がることもあります。
これからも福祉用具の選定や環境整備をとおして、ご入居者の皆さまが安心して日々の生活をお送りいただけるよう支援してまいります。

次回もどうぞお楽しみに!