2025/05/25
"Life Focus"事例紹介~大好きなバラを愛でに~
皆さま、こんにちは!
ライフマネージャーのKです。
今回ご紹介する“Life Focus”(LF)の取り組みは、お花が大好きなご入居者を満開のバラ園にご案内し、心躍る一日をお過ごしいただいたケースです。
対象のご入居者はこちらのT様。
なんと御年107歳!
いつも穏やかで優しいT様ですが、ホーム生活ではアクティビティに積極的に参加され、その若々しい姿がとても印象的な方です。
大のお花好きでもあり、ご自宅ではたくさんのお花を育てていらしたそうです。
なかでも、よくお話に登場するのが『バラ』。
バラの挿し木もされていたそうです。
ホームにご入居後も、今までのようにお花をたくさん観に行きたい、咲き誇るバラを観たい、というご本人の想いを叶えようと、PA(パーソナル・アシスタント:ご入居者個別担当スタッフ)は、定期的に外出の機会を設けています。
この日は、練馬区は光が丘にある『四季の香りローズガーデン』にご案内しました。
園内に一歩足を踏み入れると、視界一面がバラで埋め尽くされるほど華やかな景観が広がり、T様もこの笑顔!
「すごいですね!」
と、満面の笑みを浮かべながら、色とりどりのバラの美しさに酔いしれていらっしゃいました。
園内にはバラのほかにも、さまざまな植物か植えられており、四季折々の美しさが楽しめる場所となっています。
「いつも素敵な所に連れて行ってくれるから、毎回それを楽しみにしているんです」
と、T様。
以前、T様とのお話の中で、これまでにPAと一緒に訪れた場所やその時の思い出話をたくさんお聞かせくださったことがありました。
今回のお出かけでも、T様がPAと交わす会話や笑顔に相互の絆や、信頼関係の深さがひしひしと伝わってきました。
園内をゆっくり観て回ったあとは、ローズガーデンの横にあるカフェで『ローズソフト』を召し上がりながらひと休み。
「バラの味はしますか?」との問いに
「ええ、香りがしますね」と、お応えになりながら季節の味覚を堪能されました。
PAとの会話も盛り上がり、素敵な笑顔もたくさん拝見できました。
不意に、近くにいたご家族が声をかけてくださいました。
「こんにちは!」
「こんにちは!バラが綺麗でしたね」
「そうですね。あら、小さい子!」
と、お母様と一緒に歩いていたお子様にも話しかけるT様。
「おいくつですか?」のとの問いに、
「5歳なんです」と。
「あら、じゃあ私と100歳も離れているのね」
「100歳ですか⁉とてもお若く見えます!」
T様のお元気な姿に、親子で大変驚いていらっしゃいました。
ご家族とお別れし、この日はホームへ戻られました。
「今日も楽しかった!本当にいつもありがとう」
「いえいえ。また行きましょうね」
との会話に心温まる思いがしました。
これまでの生活や数々の楽しい思い出に紐づく企画をご提案し、継続的に実施している今回のLF事例。
PAと実現する『T様らしい生活』への取り組みは、さらなる充実に向け、これからもまだまだ続いていきます。
最後までご覧いただきありがとうございました。
次回もお楽しみに!