2025/05/06
世界最古の弦楽器 ~アイリッシュハープコンサート~
皆さま、こんにちは。
いつもソナーレ祖師ヶ谷大蔵のブログをご覧いただきありがとうございます。
ライフマネージャーの小西です。
当ホームでは毎月2回、さまざまな楽器による演奏会を開催しています。
今回は、先日行われた「アイリッシュハープコンサート」の様子をご紹介いたします。
皆さまはハープと聞くと、どのような楽器を想像されますか?
多くの方がオーケストラで演奏される、人の背丈よりも大きなグランドハープを思い浮かべるかと思います。
本日は、それよりも小さなサイズの『アイリッシュハープ』が登場しました。
まずは、奏者の方からアイリッシュハープについての説明が行われました。
ハープの起源は狩猟に使われる『弓』であるとされています。
その様子は古代メソポタミア文明の壁画でも記録が確認されています。
紀元前の時代に、古代ケルトの人々がアイルランドに移住し、吟遊詩人と呼ばれる音楽家たちがハープに似た楽器を抱えながら歌っていたようです。
その後、アイルランドで発展していったものを『アイリッシュハープ』と呼び、グランドハープと比べると、高さ120㎝、9㎏ほどと小型かつ軽量で、控えめながらも繊細で温かみのある音質が特長とされています。
丸みのある可愛らしいフォルムのこの楽器から、一体どんな音色が奏でられるのか…。
会場の皆さまは興味津々。
しんと静まり返ったなか、演奏会が始まりました。
優しく穏やかな響きは音楽療法でもよく使用されており、皆さまはその癒しの音に満ち溢れた空間にうっとりとされていました。
「小さいのに、とても味わい深い音を出すのね」
「かわいらしい楽器ね!好きになったわ」
「いつも素敵なコンサートをありがとう」
と、たくさんのお喜びの声をいただきました。
これからも定期演奏会をとおして、ピアノなどポピュラーな楽器はもちろん、あまり馴染みのない珍しい楽器もご紹介し、それぞれの持つ個性を存分に感じながら音楽に親しんでいただきたいと思っております。
次回もお楽しみに!