2026/09/07
生活をコーディネートする作業療法士の仕事 ~後編~
皆さま、こんにちは!
作業療法士のKです。
前編では、「作業療法とは何か」をテーマに、作業療法士がどのような視点でご入居者の生活を支えているのかをご紹介しました。
後編となる今回は、当ホームで働く作業療法士の1日に密着。
リハビリだけではない、さまざまな仕事内容をご紹介します。
◆作業療法士の1日をご紹介(一例)
9:15 朝礼
一日は、多職種が参加する朝礼から始まります。
夜間のご入居者のご様子や申し送り事項などを共有するほか、事故が発生した際にはその振り返りも行います。
ご入居者の状態を把握し、その日のリハビリや支援につなげる大切な時間です。
9:35 午前のリハビリ
ご入居者のお身体の状態や目標に合わせて、個別または小集団でのリハビリを行います。
また、必要に応じて歩行車などの福祉用具を選定したり、より安全に生活していただけるよう居室環境を整えたりすることも、作業療法士の仕事のひとつです。
11:30 昼食前の体操
昼食前には、お食事に向けた準備として、口や舌、身体を動かす体操を皆さまご一緒に行います。
12:30 昼休憩
13:30 午後のリハビリ
午後も個別リハビリなどを行います。
リハビリというと「身体を動かす訓練」をイメージされるかもしれませんが、作業療法士が目指しているのは、その先にある生活です。
「自分でできることを続けたい」「好きなことを楽しみたい」など、その方が大切にしていることを踏まえながら支援しています。
14:30 少人数でのアクティビティ
この時間は、通常のアクティビティとは別に、介護度が高いご入居者を対象とした少人数でのプログラムを行います。
作業療法士がご入居者のお身体の状態やできることに合わせて内容を工夫し、それぞれの力を生かしながら無理なく楽しんでいただける活動を採り入れています。
16:00 カンファレンス・委員会
“Life Focus”について検討するカンファレンスでは、多職種が集まり、ご入居者お一人おひとりについて入念に話し合います。
現在のご様子や日々のケアで気づいたことを共有しながら、その方が望む暮らしの実現に向けて、今後どのように取り組んでいくかを話し合います。
作業療法士も専門職の視点から意見を出し、それぞれの専門性を生かしながら、その方らしい生活について考えていきます。
17:30 夕食前の体操
一日の終わりが近づく夕方の体操では、昼食前とは内容を変え、ストレッチを多く採り入れることもあります。
皆さまのお身体の状態を確認しながら、ゆっくりと身体を動かしていただきます。
◆リハビリの先にある「その方らしい生活」を
今回は、当ホームで働く作業療法士の1日をご紹介しました。
このほかにも、リハビリに関する書類の作成や福祉用具業者との調整など、仕事内容は多岐にわたります。
前編でお伝えしたように、作業療法士が大切にしているのは、身体の機能だけではなく、その先にある「生活」です。
ご入居者がこれまで大切にしてきたことや、これからも続けたいことをうかがいながら、日々の暮らしにつなげていくこと。
それが、当ホームで働く作業療法士の役割だと考えています。
ご入居者の生活やリハビリについて気になることがございましたら、どうぞお気軽にお声がけください。