2025/06/14
"Life Focus事例紹介" ~ネコと本と、思い出のカフェで~
皆さま、こんにちは。
ライフマネージャーのMです。
当ホームにおける“Life Focus”(LF)の取り組み事例をご紹介するこのシリーズ。
今回は、ネコと読書をこよなく愛するご入居者が、閉店を知って訪ねた思い出のカフェでのエピソードをご紹介いたします。
ネコが大好きなご入居者のN様。
LFの日を利用して訪れたのは、“看板ネコ”のいる、なじみのカフェでした。
ご自宅でネコを飼っていらしたN様にとって、このお店はまさに『癒しの場所』。
また、静かでゆったりとした雰囲気は、大好きな読書も楽しめるとあって、外出されたときはよく立ち寄られたそうです。
ところがこのカフェ、7月いっぱいで閉店するとのこと。
残念に思われたN様は、「どうしてもネコさんと会ってお別れが言いたい」とのお気持ちを募らせ、最後の訪問をされたのでした。
お店の扉を開けると、まずお出迎えしてくれたのは、ふわふわの三毛ネコさん。
その愛らしい姿に、思わず手が伸びてしまいます。
「こんにちは!元気だった?」と、優しく撫でてあげるN様。
ちなみに、お出迎えしてくれるのは三毛ネコさんだけではありません。
店内には、ネコをモチーフにした作品がズラリと並び、まるで「ネコギャラリー」のよう。
そのなかには、なんとN様のご家族が手掛けられた作品も飾られているのです。
そんな背景もあって、こちらのお店を特別に感じていらっしゃるのもうなずけます。
この日のお食事には、ネコの形をしたパンで作られたサンドイッチをご注文。
食べるのがもったいないくらい可愛さです。
お味も最高!と、N様は満足そうに召し上がっていました。
短い時間ではありましたが、笑顔と思い出にあふれるかけがえのないひと時となりました。
ホームに戻られたあとのN様の明るい表情とお店で撮った数々のお写真に、私たちスタッフも思わず頬が緩みました。
これからも“その方らしさ”を大切にしながら、LFの取り組みを通じて、楽しい思い出があふれる、情緒ある暮らしの実現へとつなげてまいります。