2026/08/15
ホームリハビリのご紹介 vol.12 ~手から広がる心地よさと会話「ハンドリフレクソロジー」~
皆さま、こんにちは。
作業療法士(OT)のIです。
当ホームで行っているリハビリをご紹介するこのシリーズ。
前回に引き続き、グループでの活動参加が難しいご入居者への取り組みをご紹介します。
今回のテーマは、ご自身でも行える「セルフハンドリフレクソロジー」。
■ハンドリフレクソロジーとは?
ハンドリフレクソロジーは、手のひらや手の甲などをやさしく刺激することで、リラックスなどにつなげていく手法です。
リフレクソロジーでは、手や足には身体の各部位に対応するとされる「反射区」があると考えられており、その部分を刺激していきます。
ただし、反射区と身体の各器官との関連性や、その効果については医学的に十分に解明されているものではありません。
当ホームでは、こうした考え方も踏まえながら、手に触れたり、ご自身で手を動かしたりすることを通じて、心地よさを感じていただくことを大切にしています。
■ご自身の手で行えることも魅力
ハンドリフレクソロジーは、私が直接ご入居者の手に触れて行うこともあれば、私の動きを見ながら、ご自身で手に触れながら行っていただくこともあります。
特別な道具を必要とせず、座ったままでも取り組みやすいことから、お身体の状態に合わせて行いやすいのも特長のひとつです。
ご自身の手に触れながら、
「ここは気持ちがいいね」
「こうやってやるのね」
と、ご自分のペースで取り組まれています。
■手をきっかけに広がる会話
前回ご紹介した回想法と同様に、ハンドリフレクソロジーでも、取り組みをきっかけに自然と会話が広がります。
お互いの手を見ながら手相の話になったり、「しわが少なくてきれいな手ね」と褒め合ったり。
時にはハンドリフレクソロジーからすっかり話がそれてしまうこともありますが、そんな時間もこの取り組みの楽しさのひとつです。
■心地よく、楽しく続けられることを大切に
ハンドリフレクソロジーについては、私自身も学びを深めながら取り組んでいます。
また、直接的な治療を目的としたものではないため、その効果を明確にお伝えできるものではありません。
それでも、参加されたご入居者からは、
「身体が楽になった気がする」
といったお声が聞かれます。
手をやさしく刺激する心地よさだけでなく、ご自身で取り組むことや、周囲の方との会話を楽しむことも、活動へのきっかけになっているように感じます。
今後も作業療法士として知識を深めながら、お一人おひとりのお身体の状態やご様子に合わせ、楽しみながら取り組める機会を増やしていきたいと考えています。
次回もどうぞお楽しみに。