皆さま、こんにちは。
作業療法士（OT）のIです。

９月から始まったナイトアクティビティ。
今回は、良質な睡眠につなげることを狙いとした「セルフハンドマッサージ＆リフレクソロジー」をご紹介いたします。


■　マッサージとリフレクソロジー、実はこんな違いがあります

まずは少しだけ、今回のテーマの背景を。
マッサージは、筋肉や関節をほぐし、血行を促す“手技療法”。
一方リフレクソロジーは、手足にある反射区を刺激することで身体全体の調子を整えるという考えに基づいています。
似ているようで、それぞれに役割があるのです。

■　会場づくりから始まるリラックス

会場には落ち着いた照明とやわらかなBGM。
ナイトヨガでも好評だった“心がほどける空間”を今回も作りました。

まずは、手を温めるウォーミングアップから。
オイルを使い、手の甲・手のひらをゆっくりと滑らせていくと
「これだけで温かくなってきたわ」
とのお声。
仲の良いご入居者同士で
「今度はお互いにやり合うのもよさそうね」
という楽し気なやり取りも聞こえてきました。

■　手の構造を知ると、マッサージはもっと面白い

ここからが本番です。
手の筋肉の付き方を簡単にお伝えしながら、手指から手のひらへと丁寧にほぐしていきます。
普段は意識しない部分をふれるたび
「本当に気持ちがよいのね」
と皆さま真剣そのもの。


■　肩・首・目・消化器系…『気になるところ』に届く刺激

続いてリフレクソロジー。
後半は、肩や首のコリに関わる反射区、疲れやすい目の反射区、そして食後の時間ということで消化器系の反射区を中心に進めました。

終わるころには
「全身がポカポカしてきた」
というお声があちらこちらから。
手への刺激は全身の血流を高め、身体を温める効果もあるとされています。


■　はじめての試み。そして手ごたえ

実は今回が初開催。
身体を動かすことが大好きな方々が参加されたため、楽しんでいただけるか少し不安もありました。
しかし、終わってみると、
「勉強になったわ。自分でもやってみたい」
「次は皆も誘ってほしい」
と前向きなご感想が続き、手ごたえを感じるひとときとなりました。

当ホームでは、これからも皆さまが楽しく、そして健やかに過ごせる取り組みを進めてまいります。
本日の体験が、皆さまの日々の安らぎにつながれば幸いです。

次回もお楽しみに！