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ソナーレ浦和の
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"Life Focus"(LF) を形にする取り組み ~101歳のバースディ、私の生きざま~

みなさま、こんにちは。
ケアスタッフのTです。

今回のブログでは、私がPA(パーソナルアシスタント:ご入居者個別担当)を勤めるご入居者M様のお誕生日の様子をご紹介いたします。

なんと!今年101回目のお誕生日を迎えられるM様。
社交的で、おおらか。そしてユーモアセンスにあふれるお人柄は、多くの皆さまに慕われています。

そのようなM様のお誕生会は、仲のいいご入居者からのご提案で、サプライズ形式で行うことになりました。
あらかじめ、皆さまにお集まりいただいたところでご本人をお迎えし、突然お祝いして驚かせようというもの。
いたずら心たっぷりのこの企画に、私たちスタッフも大いに協力させていただくことといたしました。

さて、何も知らされずにフロアにやってこられたM様。
「こんなに集まってどうしたんだい?」
そこで、すかさず全員で
「せぇーの、お誕生日おめでとうございます!!」
と、盛大にお祝いをすると、
「いゃあ、ありがとう…」
ちょっぴり照れくさそうな仕草を見せながらも、満面の笑みをお見せくださいました。
つられて、皆さまにも広がる笑顔の輪。フロア一帯は幸せな空気に包まれました。

つづいて、皆さまで『ハッピーバースディ』の歌と花束のプレゼント。
感激されたM様は、1世紀にわたる長き人生の思い出を、さまざまに語り聞かせてくださいました。
生まれ育った本島で、釣りや水泳をしていたこと、有名大学に進まれたこと。
好きな道に進み、のちにご自身で会社を立ち上げて長く勤め上げたこと等など…。
「ずっと仕事一筋で、お酒も飲まなければ、趣味もない生活だったんだよ」
と、お見せになった感慨深い表情に、皆さまもしんみり。
その後も、思い出話に花を咲かせていらっしゃいました。

当日のご昼食は、馴染みのお寿司屋さんで、大好きなお寿司に舌鼓を打たれました。
「今日は101歳のお祝いで来たんですよ」
と、お店の方に伝えると、ハンドタオルのプレゼントが!
「とてもいい一日になったよ、ありがとう」
帰り道、ご満悦の表情でありがたいお言葉をくださいました。

いかがでしたか?

101歳を迎えられた大切な一日を、PAとして身近でお祝いできたことを、私はとても嬉しく、また光栄に思っています。
M様は「来年はぜひアナゴ重が食べたいね!」と、早くも次のお誕生日を楽しみにされていらっしゃいました。この意欲が、お元気の秘訣なのかもしれませんね。
「承知しました、M様!どうぞお任せください」
精一杯の笑顔でお応えした私でした。

次回もお楽しみに!