2025/08/24
ホームリハビリのご紹介vol.6 ~ホワイトボード脳トレ&ロジックラボ~
皆さま、こんにちは。作業療法士(OT)のIです。
当ホームで実施しているリハビリサービスをご紹介するこのシリーズ。
第6回となる今回は、作業療法士(OT)が取り組んでいる「ホワイトボード脳トレ」と、新しく導入した「LOGIQ LABO®」(ロジックラボ)についてご紹介いたします。
◆ ホワイトボード脳トレ
前回ご紹介した「認知症予防プログラム」ではプリント教材を使用しましたが、今回のホワイトボード脳トレでは、ホワイトボードを活用して行っています。
「脳トレ」と聞くと静かな作業を想像される方も多いかと思いますが、こちらは毎回大変にぎやかな時間です。
内容はその時々で変化します。
「古今東西〇〇といえば」といったテーマで思い出話を引き出す回想法的なセッションや、謎かけを使ったクイズなど、頭をひねりながら楽しんでいただける工夫を凝らしています。
たとえば上の写真の問題。
「パンとかけて、新聞ととく」─。
答えは?
「記事(生地)が大事」。
また、「うどんとかけてお坊さんの頭ととく」─。
答えは?
「どちらもつるつる」。
正解が出ると、会場は大きな笑顔に包まれます。
◆ ロジックラボ
さらに最近、新しい取り組みとして「LOGIQ LABO®」を導入しました。
これは、大型スクリーンを活用しながら、空間認知能力や情報読解力といった、これまでの脳トレでは鍛えにくかった領域にもアプローチできるプログラムです。
パズルや図形認識、情報の組み合わせ問題などを取り入れ、単なる「正解・不正解」だけでなく、考える過程そのものを楽しめる内容になっています。
導入当初は「大きなスクリーンを使う脳トレに、ご入居者がなじめるだろうか」との懸念もありましたが、実際に体験していただくと、
「こういう内容も面白いわね」
「最近、少し物忘れが気になるから、こっそり続けてみたい」
といった前向きなお声をいただき、大変ご好評をいただいております。
◆ 今後に向けて
前回ご紹介した認知症予防プログラムとあわせ、今後も「楽しみながら取り組めるリハビリ」をご提供し、皆さまの健康維持と心の活性化につなげてまいります。
次回もどうぞお楽しみに!
※「LOGIQ LABO®」は、㈱ソニー・グローバルエデュケーションが開発したデジタル学習教材です。