2025/07/15
夏の恵み、江戸の粋 ~江戸前穴子料理~
皆さま、こんにちは!
ライフマネージャーのSです。
日ごとに陽射しが強まり、空が眩しさをましていく7月。
ホームのテラスを渡る風にも、夏の気配が色濃く感じられるようになりました。
そんなある日のご昼食に、季節のイベント食として「江戸前穴子」をご提供いたしました。
「江戸前穴子」とは、東京湾で水揚げされる穴子のことを指します。
穴子には夏と冬の2回旬があり、特に6~8月の「梅雨穴子」は脂が少なく、さっぱりとした味わいが特長です。
魚の旬は、一般的に脂が最も乗っている時季を指しますが、穴子は淡白な風味が好まれるため、脂の少ない夏が旬とされます。特に梅雨時期には、栄養豊富な餌を食べるため、より美味といわれています。
江戸前の名のとおり、江戸時代には庶民のごちそうとして愛され、寿司や煮穴子として広く親しまれてきました。

今回は、夏野菜とともに天婦羅にして、また胡瓜と土佐酢和えにして、穴子の魅力をご堪能いただきました。
「衣がサクサクで、中の穴子がふっくら。とっても美味しいね」
「昔、お祭りのときに食べた穴子の天ぷらを思い出したよ」
「土佐酢和えは、穴子の香ばしさときゅうりの爽やかさが絶妙!家でもよく作ったわ」
どこか懐かしさを感じる味に、皆さまの表情もやわらぎ、思い出話にも花が咲いていました。
厳しい暑さが続き、食欲が落ちがちなこの時季に、こうした特別な味わいで季節を感じていただけたことは、私たちスタッフにとっても大きな喜びでした。
これからも、食を通じて季節を感じ、日々の生活を心豊かにお過ごしただけるよう努めてまいります。
次回もお楽しみに!