2025/04/16
桜の下で紡ぐ思い出 ~皇居お花見ツアー~
皆さまこんにちは。
ライフマネージャーの小川です。
いつもソナーレ杉並上井草のブログをご覧いただきありがとうございます。
当ホームの“Life Focus” (LF)を形にする取り組みをご紹介するこのシリーズ。
今回はLFの日を活用し、ご入居者の『心に残るお花見をしたい』との想いを叶えたケースをご紹介します。
春、日本人にとって心沸きたつ季節がやってきました。
桜の花が咲き誇るこの時期、誰もが「お花見に行きたい」との衝動に駆られます。
もちろん、ご入居者の皆さまも。
その願いを叶えて差し上げようと、ホームではご希望者を募り、都内の桜の名所のひとつである、皇居へのお花見ツアーを実施いたしました。
迎えた当日。
素敵なお召しもので身支度を整えられ、「待ちきれない」といったご様子で、早々とエントランスにご集合くださった皆さま。
その瞳の輝きに、期待感の高さがうかがえました。
行程中の安全面に配慮し、ケアスタッフのほか、ナーススタッフ、作業療法士、ライフマネージャー、用務などの多職種、計7名がお供する大所帯で、いざ出発!

目的地に向かう車中でも会話が弾み、とても賑やか。
車窓を流れる景色にも興味津々です。
「あれは何かしら?」
「わぁ!立派な建物。いつごろできたのかしら」
「高いビルがニョキニョキ建ってる!ずいぶん変わったわね」
などと、忙しくお声をあげる皆さまのご様子は、さながら『大人の社会科見学』といった感じでした。

天候に恵まれ、まさにお花見日和となったこの日。
皇居内の桜はちょうど見ごろを迎えており、澄み渡る空の青さと薄紅色の花々のコントラストが美しく、まるで春の息吹を感じさせるかのように、心和ませる情景が広がっていました。
「まぁ、桜のきれいだこと!春ね」
「ホント!きれいね。来てよかった」
咲き誇る桜の花々を見つめる皆さまの瞳には、無邪気な子どものような輝きが宿り、心の奥底から湧き上がる感動が、ひしひしと伝わってきました。

ひととおり桜を愛でたあとは、ご昼食会場へ。
今回は、皇居内の『楠公レストハウス』にて「与の重」という行楽重をご用意いたしました。
このお重は“ 江戸の味”をテーマとしており、江戸時代の料理法と現代の食材を使用した楽しいお重となっています。
お刺身につける調味料は、江戸時代では醤油が普及するまでは入り酒が主流だったとのことで、こちらで召し上がっていただきます。
はじめての味に「すごく美味しいわ!」と、皆さまは驚きを隠せないご様子でした。



念願のお花見を満喫され、手の込んだ行楽重に舌鼓を打たれた、短い旅はこれにて終了となりました。
ホームにご帰館されてからも、皆さまが充実した表情を浮かべていらしたのがとても印象的でした。
これからも当ホームでは、ご入居者の想いに寄り添ったLF活動で、その方らしく生き生きとした毎日を送っていただけるようサポートしていきたいと考えています。
次回もお楽しみに!