2025/10/10
手芸アクティビティvol.5 ~ペーパークイリングでブドウの作品づくり~
こんにちは!作業療法士(OT)のYです。
突然ですが、皆さまは「秋」と聞いて何を思い浮かべますか?
芸術の秋、スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋…。
さまざまな秋がありますが、今回はその中でも「芸術」と「食」をテーマに、季節を感じる活動を行いました。
第5弾となるOT主催による手芸アクティビティでは、細長い紙をくるくると巻いて形を作る「ペーパークイリング」で、ぶどうの作品作りに挑戦しました。
ペーパークイリングは、専用のスロットと呼ばれる棒を使って巻くのが一般的ですが、今回は身近な“色鉛筆”を使って制作。
ぶどうの「実」や「葉」を作るために、紙を鉛筆にきゅっと巻き付けていきます。
しっかりと力を込めて巻く必要があり、指先の繊細な力加減や集中力が求められる、意外と難しい工程です。
「うまく巻けないわ」
「先生、ちょっと手伝って!」
そんな声も聞かれましたが、次第にコツをつかまれたようで、皆さま真剣な表情で取り組まれていました。
巻き方にも個性が表れ、少しずつぶどうの“実”が形になっていきます。
葉も基本の作り方は同じで、巻いた紙を軽く押しつぶすことで、葉の形に仕上がります。
実と葉ができあがったら、バランスを考えながら台紙に貼り付けて完成です。
巻き加減や形の違いによって、ひとつひとつの作品に味わいがあり、どれも素敵な仕上がりとなりました。
「まぁ、あなたのぶどうは実が大きいわね!」
「こちらは実がぎゅっと詰まってるわ」
「なんだか本物のぶどうが食べたくなっちゃう…(笑)」
そんな和やかな会話も聞こえ、笑顔あふれるひとときとなりました。
完成した作品を手にされた皆さまの表情は、とても晴れやかでした。
来月もまた、皆さまと一緒に楽しく創作の時間を過ごしたいと思います。
次回もどうぞお楽しみに!