2025/09/09
手芸アクティビティvol.4 ~古紙に咲く、茄子のちぎり絵~
皆さまこんにちは!作業療法士のYです。
9月とはいえ、まだ夏の名残りを感じる日が続いていますね。
今回の手芸アクティビティでは、季節の移ろいを先取りして「茄子」をモチーフに、ちぎり絵はがき作りを行いました。
まずは見本を見ながら、折り紙と新聞紙のどちらを使うかをご自身で選んでいただきます。
鮮やかな色合いの折り紙も魅力的ですが、新聞紙ならではの質感や色味が茄子らしい風合いを表現しやすく、多くのご入居者が新聞紙を手に取られていました。
事前にスタッフが用意した新聞紙の中から、茄子の実やヘタに合いそうな部分を選びます。
「こっちの方が茄子っぽいかしら?」
「おいしそうな茄子ができそうですね!よいと思いますよ!」
そんな会話を弾ませながら、思い思いの“茄子色”を見つけていらっしゃいました。
さて、紙が決まったら、裏に下書きをしてちぎっていきます。
紙をちぎる工程は細かく根気のいる作業ですが、皆さま集中して丁寧に取り組まれ、次第に形が整っていきます。
完成した作品を見せ合うと、
「あなたの茄子、おいしそうね!」
「大きくて立派だわ」
とお互いを称え合い、和やかな空気に包まれました。
「孫に手紙を出してみようかしら…?」
と、完成したはがきを手に新しい楽しみを見つけられる方もいらっしゃいました。
出来上がった茄子は色も形もそれぞれ異なり、どれも個性豊かな一枚に仕上がりました。
絵はがきを手にお見せくださった皆さまの輝くような笑顔が、とても印象的でした。
作品作りの時間は、指先を使った細やかな動きや集中力を自然と引き出してくれます。
楽しみながら取り組むことでリハビリにもつながり、健康的な生活の一助となります。
これからも四季を感じるテーマを採り入れながら、心身の活性化につながる活動を続けてまいります。
次回もどうぞお楽しみに!