2025/10/06
調理アクティビティvol.5 ~秋の味覚を包みこんで 栗どら焼きづくり~
皆さま、こんにちは!作業療法士のYです。
今回は調理アクティビティ第5弾として「どら焼き作り」の様子をお届けします。
朝晩の風に秋の気配を感じるこの季節。
「味覚からも秋を感じていただきたい」との想いで、栗を入れた特製どら焼きづくりに挑戦していただきました。
まずは、生地づくりからスタート。
ボウルに材料を入れ、泡立て器を手に、皆さまは真剣な表情で混ぜていきます。
「立って混ぜようかしら?」
「その方が混ぜやすいわよね!私も…」
と、自然に椅子から立ち上がるご入居者の姿もみられました。
時にはスタッフの手を借りながら、時にはご入居者同士で声を掛け合い、協力して進めていきます。
つづいて、ホットプレートで生地を焼きます。
火加減や生地の大きさを調整するのは意外と難しく、
「お玉に2杯じゃ、多すぎるかしら?」
「1杯でいいんじゃない?」
「あらぁ、まだ焼けてないわ…」
「もうちょっと火を強くしましょうよ!」
と、楽し気なやりとりのお声が聞こえてきます。
香ばしい香りとともに生地がきれいなきつね色に焼けると、皆さま思わず笑顔に!
仕上げに、あんこと栗の甘露煮をたっぷり挟んだら…
オリジナルどら焼きの完成です!
「おいしい~!」
「砂糖入れすぎたと思ったけど、ちょうどいいね」
「いい色に焼けたわ」
「栗も入れて大正解!」
出来立てのどら焼きを頬張りながら、満面の笑みを浮かべる皆さま。
フロアいっぱいに甘い香りが漂い、スタッフからも「いい匂~い!」との声が。
今回は、普段日中のアクティビティに消極的なご入居者も、
「どら焼き作るの?じゃ、行きたい!」
と、笑顔で参加してくださいました。
皆さまの“やってみたい”という気持ちが形になった、今回の調理アクティビティ。
弾む会話と皆さまの輝く笑顔があふれるひとときとなりました。
これからも季節を感じながら、楽しく取り組めるアクティビティを企画してまいります。
次回もおたのしみに!