2025/11/08
"Life Focus"を形にする取り組み ~将棋と晩酌がつなぐお二人の時間~
皆さま、こんにちは!
ライフマネージャーのSです。
今回ご紹介する"Life Focus"を形にする取り組みは、同じ趣味をきっかけにご入居者同士の交流が生まれたケースです。
将棋がお好きなH様は、ご入居後もスタッフと対局を楽しまれていました。
ある日、別のスタッフから、「K様も将棋を指されていたそうです。一緒にいかがでしょうか」と提案があり、お二人にお話しすると、快く「ぜひ」とお返事をくださいました。
いざ、対局が始まると、駒を打つ音が静かな熱気を帯びます。
「おっ、ここに指しますか?」
「ほう…。そこに指す手がありましたか。さすがですね!」
そんな言葉が飛び交い、思わずスタッフも見入ってしまうほどの熱戦となりました。
「次もお願いします」と笑顔で約束され、それ以来、お二人の対局はスタッフの声掛けをきっかけに定期的な楽しみとなりました。
次第に「この戦法を試してみよう」「昨日の手は惜しかったね」といった会話が弾み、盤上の駆け引きは、やがて日常の交流へと広がっていきました。
今ではほぼ毎日、将棋盤を囲みながら語らう時間が定着しています。
そして、もうひとつのお楽しみが「晩酌」です。
お二人とも夕食後の一杯を心待ちにされており、先日はK様が「昔よく通っていたお店に行きたい」と話されたことから、スタッフがご一緒し、H様と3人で訪れました。
懐かしい味を前に笑顔で語り合うお二人の姿には、趣味を共有する喜びと、これまでの暮らしを今も大切にされている温かさが感じられました。
当ホームではこれからも、“Life Focus”活動をとおして、これまでの人生で培われた楽しみやこだわりを、ご入居後も変わらず続けていただけるようサポートしてまいります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回もお楽しみに!