2025/07/12
よりよいケアを目指すために~センシングシステム活用に向けた合同研修の開催~
皆さま、こんにちは。
ライフマネージャーのOです。
いつもブログをご覧くださり、ありがとうございます。
このたび、当ホーム初の試みとして、同じ杉並区内に立地する「はなことばプラス杉並上井草」と合同で研修会を開催いたしました。
「はなことばプラス杉並上井草」は、当社のグループ会社であるプラウドライフが運営する、介護付有料老人ホームです。
プラウドライフは「はなことば」シリーズを展開しており、「ソナーレ」シリーズや「ぴあはーと」を手掛けるライフケアデザインと並び、ソニー・ライフケアグループの一員として、ともに高品質な介護サービスの提供に努めています。
今回の研修テーマは、高齢者見守りセンサー「ライフリズムナビ®+Dr」の活用について。
両ホームの『センシング委員会』のメンバーが集結し、学びを深め合う貴重な時間となりました。
下の写真は、がっちりとタッグを組む小竹ホーム長(ソナーレ杉並上井草)と金子ホーム長(はなことばプラス杉並上井草)

■ 睡眠解析から見守りへ ―『ライフリズムナビ®+Dr』とは?
『ライフリズムナビ®+Dr』は、ベッドに設置したセンサーでご入居者の睡眠状態や活動量を把握できる見守りシステムです。
睡眠の質や夜間の覚醒回数、ベッドの離床状況などのデータを可視化し、日々の変化から体調の兆しを読み取ることができます。こうした情報をもとに、スタッフはタイミングを見極めた介入や個別ケアを行うことが可能となります。
当社グループでは全ホームに導入されているこのシステム。
この日の研修では、「より深く、より効果的に活用する」ことを目的に、DX推進室の担当者を講師に招き、実際のデータの読み解き方やシステムの活用法について学びました。

■ ケアの“見える化”で、スタッフの意識が変わる
研修では、まずシステムの基本機能や活用事例について説明を受け、続いて両ホームそれぞれが体験した具体的な事例を共有しました。
たとえば、あるご入居者に対して行った声かけや生活リズムの調整が、睡眠データにどのような変化をもたらしたのか。
これまでは“感覚的”に実践していたケアが、数値として可視化されることで、「この対応が、こんなに効果をもたらしていたんだ」と確かな手ごたえを感じることができました。
また、同じシステムを使用していても、ホームごとにアプローチの工夫があることにも気づき、互いのやり方を学び合う中で、新たな視点や発見が次々と生まれていきました。

■ 研修をとおして、より良いケアへの想いをひとつに
「このデータが読めれば、体調不良の兆候を見逃さずに対応できそう」
「認知症の症状か体調変化か、判断の手がかりになるかもしれない」
参加スタッフの間では、そんな前向きな声が自然とあがり、活発な意見交換が続きました。
一人ひとりが、「もっと質の高いケアを提供したい」という思いを再確認する、充実した時間となりました。

■ 今後も、学びを大切に
今回は、センシング技術を活用したケアの質向上をテーマにした研修会の様子をご紹介しました。
当ホームでは、こうした学びの機会を大切にしながら、ご入居者が安心して、いきいきと暮らせるよう、スタッフ一同取り組んでまいります。
新たな知識を実践につなげることで、日々のケアにも確かな変化が生まれていく—。
これからも“心に届くケア”をめざして、歩みを進めてまいります。
また次回もお楽しみに。