2025/08/28
小集団リハビリのすゝめ ~前編~
皆さま、こんにちは。
いつもソナーレ杉並上井草のブログをご覧いただきありがとうございます。
作業療法士のMです。
私は日々、ご入居者の皆さまがご自身で健康を管理できる方法を身につけられるよう、リハビリをとおして支援を行っています。
受け身のリハビリだけでは、日常生活の課題解決や、当ホームが大切にしている“Life Focus”の実現にはつながりにくい—。
そうした想いから採り入れているのが 「小集団リハビリ」 です。
◆ 小集団リハビリとは?
小集団リハビリは、個別訓練と集団訓練の良さを掛け合わせた取り組みです。
お仲間とご一緒に取り組むことで活動意欲が高まり、和やかな雰囲気の中で「もう少し頑張ろう」と思えるのが魅力です。
◆ 気づきを生む場面も
ご自身の動きにあまり意識を向けられない方でも、ほかのご入居者の様子をご覧になって、
「顔をもう少し上げた方がいいね」
「膝に力が入っていないかも」
と声をかけられることがあります。
他者をとおして自分を振り返る、そんな気づきが自然に生まれるのです。


◆ グループ編成の工夫
小集団リハビリは、6名以内を目安に編成。
人数が多すぎるとアドバイスが届きにくく、満足度が下がるため、適度な規模を心がけています。
また、広いスペースで行うと「私も参加してみたい」と関心を寄せられる方が増えるのも嬉しい変化です。
以上、小集団リハビリの魅力についてお伝えしました。
次回の後編では、取り組みの中で生じる課題や注意点、そしてその解決に向けた工夫についてご紹介いたします。
どうぞお楽しみに!